ピュアなDDBL『純情でなにが悪い』冬縞しぐれ｜あらすじと感想

今回レビューする作品は『純情でなにが悪い』著者：冬縞しぐれ（初巻発行日・2022年９月）

冬縞（ふゆしま）しぐれ先生は新人作家さんで初の単行本だそうです。

表題作のみ、１巻まで発売中で続編が決定しています。（2023年３月現在）

ちるちるblアワード2023・次に来るBL部門で第２位を獲得。

#BLアワード2023
『純情でなにが悪い』次に来るBL部門第2位をいただきました。
改めまして、読んで下さった皆さま・ご投票して下さった皆さま、本当に本当にありがとうございました😭！ pic.twitter.com/ZpLep4pLKy

— 冬縞しぐれ (@fuyushima_sgr) April 2, 2023

理想の初めてシチュエーションを達成するために、デリを呼んでいきなり本番をする展開なので「この作品はエロを楽しむ系なのかな〜」って思いながら読み始めたんですが…

意外にも（？）キャラの心境の変化だったり、２人の絡みが可愛くてキュンとしました！

作品紹介

登場人物

可愛い系受け・はじめとタチ専デリで働く余裕のある攻め・リョウタ。

この２人の絡み＋諒太のバイト先の人がちょこっと登場。

あらすじ

はじめては、宝物のように大切に抱かれたい。
奔放に見られがちだが実は未経験のはじめは、そう夢見てタチ専デリを利用した。
しかし、派遣されてきたリョウタはそんな事情もつゆ知らず、強烈な快感ではじめを翻弄し、処女を散らしていった。
さらには同じ大学に通う同級生だと判明し、長年の夢が一夜にして悪夢に……！
後日、リベンジのためにふたたびデリを呼んだところ、手違いでリョウタ――改め諒太が再来。
そこで念願の「恋人風甘々セッスク」を実現してもらうけれど…！？

純情と欲情のあいだで恋をはぐくむ、不器用たちのじれキュン シーソーゲーム！

引用元：純情でなにが悪い 1巻（最新刊）(onBLUE/onBLUE comics） ｜ 冬縞しぐれ ｜ 無料試し読みなら漫画（マンガ）・電子書籍のコミックシーモア (cmoa.jp)

純情でなにが悪いのここが好き

攻めの諒太の男前なところ

デリヘルとして初めて会ったときはお互い好きとかそういう感じではなかったのに２回目の甘々な行為からどちらかというと攻めの諒太のほうが絆されて、はじめのことが気になっちゃうんですよね

はじめが３回目にデリヘルを頼んだ時は、本当は諒太以外の人を指名したのに「俺がいってもいいですか」といって自らはじめに会いにいく諒太…

はじめにチャーハン作ってあげたり、デリヘルで呼ばれたわけでもないのに遊びに行ったり、はじめがサークルの飲み会に行くって時には嫉妬をみせたり、迎えにいったり…

諒太がどんどんはじめのこと好きになっていてるな～っていうのがたまらないです。

そして後半、2人は言い合いになってすれ違っちゃうんですが、諒太が率先して謝るんですよ

自分が悪かったって認めてちゃんと謝りに行く諒太えらい！！（しかも３回もチャレンジしてる）

シンプルに絵が上手い

キャラの表情が豊かだし、人物がいろんなアングルで描かれていて魅力的。

特にアップのときの目の輝きとかがグッとくる！！

はじめが理想の初体験を叶えるためにデリを呼び、そこに来たのが諒太っていう始まり方で、２回目も３回目もデリヘルで呼んでやることやるって展開だから１冊を通してエロシーンは多めなんですが、絵が綺麗なので余計にエロいです。

なんていうか…臨場感がある（笑）

ちょっと「ん？？」ってなったシーン

後半、はじめがサークルの飲み会に出席することになり、心配になる諒太。

案の定、はじめはお酒によわよわでサークルの先輩にお持ち帰りさせられそうになるところを諒太が止めに入り、２人で帰っている途中

諒太「気を付けて飲めよ」に対して、はじめ「う…うるさい」

「さっきのやつ　明らかに誘ってただろ」に対して「…かんけーない」

なんでそんなツンツンしてんだい？？！

もしかして、はじめは諒太に対してドキドキしてたからこその素直になれないツン…なのか？？

まとめ

始まりこそデリヘルだけど、ピュアな２人のDDBL。キュンキュンを求めている人はぜひ！

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