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BL

長期連載の人気BL作品『ブルースカイコンプレックス』市川けい|あらすじと感想【ネタバレあり】

今回レビューする作品は『ブルースカイコンプレックス』著者:市川けい(初巻発行日・2015年3月)

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ブルースカイコンプレックスは1~10巻まで発売されていて、今なお連載中の作品です。

高校の同級生だったチカと夏生が付き合ってから大学生となり、同棲している現在までが描かれています。

本作の番外編の作品集『ブルースカイコンプレックス・インディゴブルーのグラディエ―ション』も1・2巻が発売しています。

初々しい高校生偏から、お互いの絆がどんどん深まっていく大学生編、それぞれの良さある作品です!

この作品のキーワード
  • DK/DDBL
  • ツンデレ受け
  • メガネ攻め
  • 同級生
  • 同棲CP

作品紹介

あらすじ

古びた本のにおいに混ざる清潔で清廉なシャンプーの香り。かるく目眩がした、放課後――。
「静かに本を読める場所が欲しい」と願っていた楢崎は、ひょんなことから学内で有名な素行不良の生徒・寺島のお目付け役に抜擢され、二人きりで放課後の図書室の受付をすることになる。
初めこそ会話のない二人であったが、ページを繰る音だけが響く図書室で、楢崎は不思議な空気をはらむ寺島に次第に興味を持ち始める。
やがて学校は夏休みに入り、お目付け役もお役御免となるが――。

引用元:ブルースカイコンプレックス 1巻(MARBLE COMICS) | 市川けい | 無料試し読みなら漫画(マンガ)・電子書籍のコミックシーモア (cmoa.jp)

1巻のあらすじはこんな感じで話したこともなかった同級生という関係性から始まった2人。

以下各巻毎の内容ざっくり紹介
↓↓↓

1巻→高校生の2人が出会って付き合うまで。初々しい。

2巻→付き合ってからチカが夏生の元カノとか友人とかに嫉妬したりいちゃいちゃしたり

3巻→お互い進路のことについて悩んだり~いちゃいちゃしたりして高校卒業

4巻→大学編突入・新キャラが続々登場(今後もよくでてくる)。当て馬的存在もでてくるけど2人の絆は固い。

5巻→チカが家庭教師のバイトで受け持っている生徒の子が色々仕掛けてくるけど2人の絆は固い。

6巻→チカと夏生の友人たちが色々抱えてるものが明かされて、夏生の過去にも触れる。

7巻→夏生の留学先のホストファミリーの息子が登場して友人として加わる。チカの兄に夏生と付き合ってることが知られてちょっと拗れるけど和解。

8巻→新キャラ・チカの初体験の相手である女家庭教師&夏生の塾バイト先の生徒の兄が登場。色々かき乱される2人、この巻で話がまとまらず次巻へ続く。

9巻→チカの元カノ騒動&夏生のバイト先・生徒の兄の件も一件落着。ふたりの揺るがぬ関係性がまたひとつ証明される。

登場人物

メインの登場人物はこの2人。

【受け】寺島 夏生(てらしま なつお)

  • 無愛想
  • ツンデレ
  • ゲイ

【攻め】楢崎 元親(ならさき もとちか)

  • メガネ
  • 物静か
  • ノンケ

2人揃って明るいってキャラじゃなくてどことなく似た雰囲気をもってる者同士。

このメイン2人の他にも

大学の友人、チカのバイト先の教え子、夏生のホームステイ先の息子、2人の家族などなど脇キャラもたくさん登場します!

ブルースカイコンプレックスの魅力

高校生偏・大学生編それぞれの良さ

まず初めに、ブルスカは高校生偏と大学生編で結構印象が変わる作品だと思ってます。

レビューでも高校生偏と大学生編を比べるとキャラが変わっているように思うっていコメントをちらほらみかけるんですが…うんうん。

わかります!!!

高校生偏のころの2人は付き合うまではもちろん、付き合ってからもお互いが相手の意図を探りあって悶々としてたり、掛け合いもいい意味で雑な感じで…

2人とも明るい性格って雰囲気じゃなくて無愛想なタイプだから独特の空気感があったんですよね。

しかし、大学生編になってから…なんていうか

2人とも丸く温和な雰囲気になりましたね!!

高校生の頃と比べてお互いが「好き同士」って感じも強くて甘い雰囲気を出してる!

チカは常にクールな表情だった高校時代に比べて夏生に対してめちゃくちゃ優しい顔を向けるようなったし、夏生も同様にチカに心を許して甘えるような場面が増えました。

CPはいちゃついてなんぼ!っていう方には大学生編からもぜひおすすめなんですけど

高校生偏のようなお互いを探りあう歯がゆい距離感に萌える!という方は3巻までをおすすめしたいです。

高校生偏と大学生編それぞれの良さがある!

また、大学生編に突入した4巻あたりから絵柄が徐々に変わっていって1巻と最新刊を比べたら全然違う感じになってます。

でも1巻はもう7年前のだし、長く連載してる作品ではよくあることなのかな~

絵柄の好みは人それぞれあると思うけど、私は初期も今もどちらも好きです◎

ブルスカの好きなシーン

4巻で大学の友人・栗栖が夏生に強引に迫るシーンがあるんです。

夏生は高校時代に荒れてる過去があったのでボッコボコの返り討ちに会う栗栖。苦笑

そのとき、夏生が抵抗する理由が

「チカが悲しむ」

「あいつが大事にしてる俺のことは 大事にしねーとダメかもなー って思ってんだよ」

っていうんです。

好き=相手のことを大切にするだけじゃない。自分を大切にすることが好きな人のためでもあるんですよね。

大学生偏は特にこういった相手を想う気持ちみたいなのが強くなっていってる描写がたくさん盛り込まれてる気がする。

まとめ

1~3巻・高校生偏→絶妙な距離感、キュンとするやりとりをしてる2人

4~9巻・大学生偏→甘々な雰囲気で深い絆が生まれてる2人

恋から愛まで2人の関係性を楽しめる作品です!

※10巻まで発売されているのですが、まだ読めてないので読めたら追記レビューします。

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