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エジプト神話bl『ENNEAD(エネアド)第一部』MOJITO|レビュー【ネタバレあり】

エネアド第一部の画像

今回レビューする作品は『ENNEAD(エネアド)第一部』著者:MOJITO(初巻発行日・2020年)

韓国で連載されている作品で日本では単行本は未発売。単話で発売のみ

エジプト神話に基づいた内容で登場人物の愛や憎しみ、各々の思惑が渦巻くストーリーです。

1話の試し読みで「神話がベースだからなんだか難しそう」って思ってたんですが、いざ読み進めてみると思ってたよりもシンプルでした!

この記事では、感想と共にできるだけわかりやすく内容をまとめてみましたので、未読の方は参考にしてみてくださいね。

この作品は近親者同士、無理やり描写があります。愛あるセっシーンはありませんので地雷の方は注意です。

この作品のキーワード
  • エジプト神話
  • ファンタジー
  • 愛憎
  • 無理やり
  • 暴力
  • ストーリー重視

作品紹介

あらすじ

エジプトの9柱の神の一人である「戦争の神・セト」の暴政により、民衆は苦しんでいた。

しかし、強すぎるセトを止めることができる者は誰もいなかった。

そんなセトの前に現れた青年・ホルス。

セトとホルスはエジプトの王の座をかけて勝負をすることになる━━━

各話の内容をざっくり紹介

1話~:登場人物紹介・ホルスとの出会い・エジプトの神々が集まり、セトの暴政を止めるための裁判が開かれる・死んだはずのオシリスが復活する

12話~:エジプトをかけた三本勝負、第一試合が開始

21話~:第ニ試合開始・アヌビスの協力によりホルスが勝利する

27話~:厄災の神セクメト登場・セトがホルスを襲うようにけしかける

29話~:ホルスの寝込みを襲って返り討ちにあうセト(BL)

33話~:オシリスと戦うセト・セトとオシリスの確執が明らかになる

37話~:アヌビスのピンチ

39話~:過去偏・アヌビス出生の秘密が明らかになる

42話~:オシリス×セト(BL)・アヌビスを人質にセトを手に入れようとするオシリス

45話~:イシスの企みがセクメトによって明かされる

50話~:第三試合開始

59話~:アヌビスとホルスの語らい・ホルスの過去が明らかになる

63話~:第三試合に場面が戻る

67話~:第三試合決着(ホルスの勝利)・セトは捕まり、イシスが王位に就く・セトが裁判にかけられ、半神になり罰を受ける

BL要素は少なめ。ストーリー重視の作品です◎

第一部終了後、エネアド‐第二部‐に続きます。(現在連載中・単話のみ発売)

この作品は多くの登場人物がいるのですが、とりあえず私なりに作品を読んで感じたキャラの相関図を作成してみました。(ネタバレあり)

オシリス・イシス・セト・ネフティスは4人兄姉弟妹という関係性です。

他にも主要なキャラはたくさんいるんですが、ここだけでもとりあえず押さえておけばOKです!!

横文字(?)のキャラばっかりで、序盤では「名前おぼえられなーーい!〇〇って誰だっけ?!」ってなってたんですが、第一部を読み終わるころには誰が誰だか把握できてました!

きっとあなたも大丈夫!臆せず読み進めるんだ!!

そして肝心のBL部分でいうとセトは総受けで攻めはホルスとオシリス。

ホルスにとってセトは叔父、オシリスにとっては弟なのでバチバチに近親者BLになってるから、大丈夫そうなひとだけどうぞ!!

『ENNEAD(エネアド)』のここが魅力

それぞれの思惑が錯綜(さくそう)するストーリー

正直いうと作品を読み始めた序盤では、登場人物の関係性とかもいまいちピンと来てないし、セリフの内容も意味深であんまり内容が入ってこなかったんです。

だから「この作品は難しいかも…」って思ってたんですけど

物語が進んで色んな過去が明らかになるにつれて

あ~~~~!!なるほど、そういうことか!!!!ってなるんです。

中盤以降からは欠けたピースがハマる感覚が味わえます。伏線回収的な感じ。

ちなみに、私的な第一部を読み終わってのそれぞれの印象はコレ↓

それぞれのキャラに想う相手がいてその人に対して献身だったり、支配欲、愛情、憎悪など…様々な感情を向けてるんですが、それが複雑に絡み合ってるんです。

物語を読むほどに「この人たちにどんな過去があったの?」って気になって課金が止まりませんでした。←

なぜセトは暴君になってしまったのか、ホルスがセトに執着する理由、イシスの企みとは何なのか、アヌビス出生の秘密などなど…謎が少しづつ明らかになっていくんです。

明かされる謎はどれも悲しさや、やるせなさをはらんでいて全体的にあまり明るくはないんですが、それが逆に物語に深みを出しているんだと思います。

また、そういった人間関係だけでなく、エジプトの時期王位を決める試合のバトルシーンや知能戦が面白いのも魅力のひとつです。

総受け暴君・セト

この作品はBL要素は少なめなんですが、BLしてる時はセトが無理やりされてます

セトはノンケなのでそれはもう抗いますが、ホルスのときは力で組み伏せられ、オシリスのときはアヌビスを人質にされて従うしかなくなります

絵柄が綺麗なので、そこまで生々しい描写にはなってない(と思う)んですがされてることは結構ハード。

BLしてるときは、セトがずっと不憫な目にあってて可哀想なので、そういうのが苦手な方は注意してください

BLじゃないときはセトのほうが好き勝手やってるんだけどね…

逆にそういう可哀想な受けが見たいんだ!!!という方には刺さること間違いなしです。

まとめ

複雑な人間関係がおりなすストーリー展開が魅力。

ファンタジーBL・ストーリー重視が好きな方におすすめの作品です。

ちなみに第一部の後に発売されている、エネアド外伝は1がコメディで2、3がホルス×セトのBLになっています。

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