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BL

コメディBL『ハッピークソライフ』はらだ|あらすじと感想

今回レビューする作品は『ハッピークソライフ』著者:はらだ(初巻発行日・2019年11月)

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はらだ先生の描くコメディBL、ハッピークソライフ。通称ハピクソ。

連載中の作品で5巻まで発売しています。(2023年9月現在)

ちるちるblアワード2023・シリーズ部門4位を獲得。

はらだ先生といえばシリアスな作品というイメージが強かったんですが、こちらはかなりコメディ要素の強い作品になっています。

こんなに笑えるBLが過去にあっただろうか…?(いや、無い)っていうほどギャグが満載です。

登場人物たちのかけあいが良い意味でアホすぎて、読み終わったあと明るい気分になれること間違いなし!

この作品のキーワード
  • コメディ
  • リバ・モブレ有り※
  • 楽しい・明るくなれる
  • お互いノンケ(自称)

※厳密にはモブではなく登場人物のひとりだけど、本命ではない人物なのでここではモブレとしました。

作品紹介

登場人物

メインの登場人物はこの2人。

2人は付き合っているわけではないのですが、お互い都合のいい竿役としてお尻を慰めあう仲です。

葛谷 善行(くずや よしゆき)

  • 攻め・受け(リバ)
  • 黒髪
  • ニート
  • 30代
  • ノンケ(自称)

粕谷 京太郎(かすや きょうたろう)

  • 攻め・受け(リバ)
  • 金髪
  • 会社員(左遷される)
  • 30代
  • ノンケ(自称)

その他にも

レオ…葛谷のア〇ル処女を無理やり奪った相手。葛谷が好き。牡丹の兄。

牡丹…葛谷の元カノ。葛谷のお尻を可愛がってあげてた。レオの妹。

椿…粕谷の元カノ。粕谷のお尻を可愛がってあげてた。粕谷の会社の社長令嬢。

など個性的なキャラが出てきます。

あらすじ

深夜のオフィスでの特殊ハードプレイが社長にバレてド田舎に左遷&降格というエリート街道から転落してしまった粕谷は一刻も早く業績をあげて都会へ返り咲く決意をするも、
町のみなさんが集まる飲み屋で左遷の理由でもあるお尻大好きなことを隣人のクソニート・葛谷に赤裸々に暴かれてしまった!

はらだ節が随所に息づく令和BLのアールヌーボー爆誕
待望の最新シリーズスタート!!!

挿しつ挿されつWネコ
“クズ”と“カス”、ふたりのノンケが巻き起こすろくでなしクソエロコメディ☆

引用: 無料試し読みなら漫画(マンガ)・電子書籍のコミックシーモア (cmoa.jp)

もはや、作品紹介文から色々とツッコミどころが(笑)

Wネコ(希望)という珍しい設定!

ハッピークソライフのここが好き

とことんコメディな内容

ハピクソに登場する人物はいい意味でアホで明るいんです。

その様子はセリフにも現れてて

葛谷「俺も一人のアナニストとして粕谷くんに負けないあっぱれなプレイ…追求していくぜ!」

「やっぱ定期的にケツに打たねぇとダメだな!ち〇ちんは点滴やね!」

ち〇ちんは点滴とかいうパワーワード

文房具店にて、串お団子の形をしたペンを葛谷と奪い合っている最中

粕谷「俺は尻にいれるのにちょうどいいもんを1個も持ってねぇんだ!!ゆずれバカ!」

と揉めあったり…発言がアホの子過ぎるんです。(笑)

展開もコメディ満載で、レオに無理やりお尻を使われたのち、粕谷にお尻をむけながら

「ねぇ ア〇ル切れてないか見て 脱腸とかしていない? ちょっと見てって…」とお願いする葛谷。(断る粕谷)

今、文字に起こして改めて感じてますが、こんなシチュエーションBL作品で読んだことない

受けが攻めに対して

ア〇ル切れてないかの確認をお願いするシチュエーション…ある?????

1巻描き下ろしではブロックアイスを使って自家製アイスディルドを作ったりする2人も読めます。

自家製アイスディルドとかいう新ジャンルの玩具

とにかく葛谷と粕谷、2人の掛け合いが面白いです!

少しづつ縮まる(?)2人の距離感

葛谷と粕谷、2人のアホな掛け合いが永遠と続くわけじゃなくてちゃんとストーリーも展開していきます。

粕谷が本社から左遷されて2人が出会い、お尻を慰めあう仲になり、新キャラ(レオ、牡丹、神、椿)も続々登場。(はらだ先生の他作品「よるとあさのうた」の脇役キャラもちょこっと登場したりします)

この脇キャラたちもすごく良い味出してます。

私は特に粕谷の元カノ椿が好きで、粕谷にまだ未練のある椿が隣の部屋でおっぱじめる2人に対して「負けた…ち〇ぽに負けた…!」って悔しがるシーンとか最高です。(2巻参照)

名作(迷作?)は脇キャラも素晴らしい

葛谷がレオと牡丹の父(ヤジマ)の紹介で都内で働くことを提案され、1~2巻では田舎に住んでいた2人でしたが、3巻からは東京を新天地として物語が進んでいきます。

基本的にいつもふざけたノリで絡んでいる2人ですが「俺たちの関係って何?」とお互いを少し意識するようなシーンもあったり…

1~3巻までは割とコメディ色が強かった印象ですが、4巻では2人の関係性などストーリーに重きを置いてる感じがしました!(もちろん笑えるシーンもあり◎)

「好きだ」とか「付き合おう」だとかそういう言葉はお互い一切交わさないんだけど、態度の端々に「一緒にいたい」っていう気持ちが現れちゃってるのがキュンとします。

素直になれない2人が愛おしい。

まとめ

コメディもあり、2人の関係性も楽しめるBL。明るい気分になりたいときにおすすめの作品です!

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