ヘタレ攻めが可愛い『ミツキくんちょっと待って！』ゆずしを｜あらすじと感想【ネタバレあり】

今回レビューする作品は『ミツキくんちょっと待って！』著者：ゆずしを（初巻発行日・2022年）

表題作のみ、一巻完結の作品です。

攻めのオナバレからの受けへの告白という急展開な冒頭を経て、お試しで付き合う事になった二人。

とにかくストーリーのテンポが良く、波乱らしい波乱もほとんどないので、最後まで明るい気持ちで読めます。

展開が早いストーリーが好き！CPの絡みがたくさん読みたい！という方にオススメの作品です。

※攻めフェがあるので、地雷の方は注意です。

作品紹介

登場人物

メインの登場人物はこの２人。

コンビニのバイトで知り合い意気投合した二人。

その他に悠介の憧れであるゲーム実況者が登場しますが、すぐに退場します。ほとんど2人の絡みです。

あらすじ

人気ゲーム実況者の満生と7つ下の悠介は、バイト先で知り合い意気投合してからの仲。

満生の誕生日をサプライズで祝おうと家にこっそりと忍び込んだ悠介は、酒に酔いながら自慰をしている満生を目撃してしまう。

オナバレした満生は泣き出し「悠介に嫌われたくない」と取り乱す。

そんな満生の様子をみて罪悪感がわいた悠介は「何でもいう事を聞くから」と満生をなぐさめる。

すると満生は悠介に触りながら“続きをしたい“とお願いしてきたのだった。

悠介を抱き寄せながら、自慰の続きをする満生になぜかドキドキしてしまう悠介。

そして、そのまま勢いで「悠介のことが好きだ」と告白までされてしまう。

満生のことを兄のように慕っていた悠介は突然のことに戸惑うが、満生の告白に対して「２週間お試しで付き合ってみたい」と提案し、二人の（仮）恋人期間が始まる。

※以下、ネタバレが含まれます。

『ミツキくんちょっと待って！』はこんな作品

攻めも受けも可愛い

この作品の攻めはカテゴライズすると溺愛攻めだと思うんですが、クールな溺愛攻めを想像しているとしたら、だいぶ違います！

かなりワンコ系な感じで…言うなれば年上ワンコ系溺愛攻め？（属性が多い。笑）

仮の恋人期間中に自分を好きになってほしいという気持ちがあるので積極的にアタックしますし、悠介の事が好きで好きで仕方ないっていうのがわかりやすい満生。

悠介に嫌われたかもって思ったらすぐにシュンとしてしまうし、悠介に触れたいっていう感情（下心？）も包み隠さずにさらけ出していて、年上攻めの余裕感とか、雄っぽさはないです。

あとは、関西弁キャラってところもポイント。

方言がないところで生まれ育った私は「関西弁攻め、いい～！」って方言萌えをしていたんですが、本場の方から言わせるとちょっと違和感がある関西弁みたいです！（レビューに結構同じようなこと書いてあった）

対する悠介は恋愛経験が乏しく、満生とのふれあいに戸惑いながらも快楽に弱いというチョロい一面を持っています。

そこが可愛い！！

仮の恋人期間中に本番こそないですが、触れ合いはがっつりあります。

でもそうやって身体に触れられている値うちに、満生に対する自分の気持ちが好きという感情なのか、身体に快楽を与えられているからドキドキしているだけなのか、わかなくなるんです。

そこで悠介は満生に「えっちなことはしないでほしい」とお願いします。

そのあと、約束を守って二人はゲームセンターで健全なデートをするんですがそのシーンも可愛いんですよね。

UFOキャッチャーをやるときに悠介に満生がバックハグする体勢でゲームをプレイするアングルがとても良かったです…！

ラストは、悠介も満生に対しての感情がラブだということを自覚してハピエンになります。

最終話で本番までもつれこむんですが、そのときの満生の余裕のなさが…逆に萌えました（笑）

ヘタレ攻めが好きな人は刺さるはずです！

お話全体を通しても満生→→→←悠介な構図なので攻めの愛が強い作品が好きな方におすすめです！

まとめ

どちらも恋愛経験が少ないからこその、初々しく甘々な雰囲気を楽しめるCPです。

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