優等生×ヤンキーbl『寺野くんと熊崎くん』依子先生｜あらすじとレビュー

今回レビューする作品は『寺野くんと熊崎くん』著者：依子（初巻発行日・2021年）

こちらの作品は表題作のみ収録で、2023年現在、続編が連載中の作品です。（Qpa vol.130 エロカワで続編の第一話が読めます◎）

優等生×ヤンキーという間違いない組み合わせのDKBL。

第一話ですでに付き合っている所から始まるので、CPの絡みがたくさん読めます！（2人の馴れ初めの話もあるので２度美味しいです）

CPがすれ違ったり、重たい空気になる事はほぼなく、ひたすらイチャコラしてる平和なストーリー。

明るい陽BLが大好き！CPはいちゃついてなんぼ！という方におすすめの作品です。

作品紹介

あらすじ

生徒会長である寺野は、人当たりもよく、クラスメイトや教師からの信頼もあつい、いわゆる優等生。

そんな寺野には恋人がいて、それは学校一コワモテで他者を寄せ付けないタイプの男・熊崎だった。

キスよりも先に進みたい寺野は、熊崎の事を“抱きたい“という。それに対し、熊崎は「無理だ！！」と言って逃亡。

しかし後日、熊崎から連絡があり家を訪ねることに…

そこで「ケツを慣らした」と告白され、寺野の理性は爆発するのであった。

登場人物

メインの登場人物はこの２人。

授業をサボりがちなコワモテ・熊崎（受け）と優等生の振る舞いをしているが実は割と腹黒い男・寺野（攻め）

生徒会の副会長の新田くん（ちょこっと当て馬ポジ）や、後輩の森くん、クラスメイトの面々などが少し登場しますが、ほぼ2人の絡みです。

『寺野くんと熊崎くん』のここが好き

CPの絡みがたくさん見れる

付き合っているところから始まる２人なので、１巻を通してCPの絡みがたくさん見れます◎

どっちかの家or学校内で本番をしてるシーンが多々あり、楽しいエロを読みたい！という方にはぴったり。

付き合う前の回想回もあるんですが、恋人未満のときには触れ合いがないのも健全なDKって感じで良かったです。（付き合った後は健全じゃない行為ばっかりなんですがそれはそれでよい）

エチシーンが多い作品だと割と“過食気味“となることが多いんですが、こちらの作品の場合は受け攻めどちらのキャラもドストライクだったこともあり、最後まで飽きることなく読めました。

キャラが魅力的

元々ヤンキー受けが好きなんですが、こちらの作品の熊崎くんも例にもれず素晴らしいヤンキー受けです。

授業をサボりがちでクラスメイトとも馴染まない一匹オオカミタイプのヤンキー・熊崎くん（受け）。

普段は割とそっけない態度で言葉使いも悪いのに、いざ寺野くんにそういう雰囲気に持っていかれると、たじたじになって赤面しちゃうというギャップがあるんです。

初めて寺野くんに声をかけられたときは「お前、誰？」なんて言って睨みを利かせていた熊崎くんが、付き合った後には寺野くんの受験の邪魔をしないように支えてあげようとする健気な姿を見せるようになったのもキュンとする変化でした。

一方、攻めの寺野くんは、生徒会長でクラスの中でも信頼され、人気もあるけど腹黒い一面を持っているというギャップがあります。ニヤッといたずらに笑う顔が可愛いです。

熊崎くんに腹を立ててそっけない態度をとるっていう場面があるんですが、すぐに熊崎くんロスになり「早く仲直りしたい…！」ってなってるのが素直で可愛い。（笑）

２人とも共通して「ひねくれた性格じゃない素直なタイプ」だし、お互いに好き同士っていうのが分かりやすく見えていて読んでいて安心感があります。

まとめ

CPの絡み多め、ヤンキー受けハピエンbl作品。ヤンキー受けが好き！という方はぜひ読んでみてください◎

ドラマCDもあり

この作品のCPの絡みが好きすぎて、ドラマCDのほうも購入したのですが

寺野くん役の小林千晃さんがとにかくイケボだし、熊崎くん役の谷山紀章さんのちょっとハスキーな感じの声が熊崎くんのイメージにぴったりでした。

寺野くん役の小林千晃さんは『この手を離さないで』のドラマCDでもCVを務めてます。↓

王道オメガバース・ストーリー『この手を離さないで』咲本﨑｜あらすじと感想（ネタバレあり）受けの暗い背景やクラスメイトからのいやがらせなど、シリアスな展開が繰り広げられる場面もあるけど、最後は攻めによって救済されるハピエンストーリー。 綺麗な絵柄がシリアスなストーリーの魅力を引き立ててます！ オメガバースの王道展開、つらい過去がある受けが救済されるストーリーが好きな方には刺さる作品のはず！...

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