記事内に広告を含む場合があります。
BL

ストーリー重視bl『愛追うふたり』仁嶋中道|あらすじとレビュー【ネタバレあり】

愛追うふたりの画像

今回レビューする作品は『愛追うふたり』著者:仁嶋中道(初巻発行日・2022年)

楽天Kobo電子書籍ストア
¥770 (2023/04/26 22:34時点 | 楽天市場調べ)

母親のママ活現場を目撃してしまった一樹がその相手である青年・圭吾に「ママ活をやめてほしい」と頼むところから話がスタートする本作品。

試し読みの段階で話がどんなオチになるのか全く想像できてなかったんですが、話が二転三転しながら読み進めるたびに登場人物の新たな一面が見えてくるのが面白く、最後まで惹きつけられました!

受けの圭吾に暗い背景があるので底抜けにハッピーな物語って感じではないけれど、それでも読み終わった後には、暖かい気持ちになれる作品になっています。

感動系、ストーリー重視の作品が好きな方におすすめです。

この作品のキーワード
  • ストーリー重視
  • 同い年
  • 伏線あり
  • 家族愛
  • DDBL
  • 本番あり(描写は少し)

作品紹介

あらすじ

母親がママ活をしていると知った高砂一樹は相手の青年・住吉圭吾に会いにいく。

母親と会うのをやめてほしいとお願いするも断られ、とっさに“自分ともママ活をしてくれ“と圭吾に頼む。

どこかミステリアスな雰囲気を持つ圭吾と共に過ごすうちに、一樹はその人柄に惹かれていく。

登場人物

メインの登場人物はこの2人。

自分の母親とママ活をしている圭吾(受け)に対して最初は警戒していた一樹(攻め)。

【受け】住吉 圭吾(すみよし けいご)

  • ゲイ
  • ママ活
  • 暗い背景あり
  • ミステリアス

【攻め】高砂 一樹(たかさご かずき)

  • 黒髪
  • 実直
  • 優しい
  • ゲイ

一樹のお母さんである高砂 志帆(通称:しいちゃん)がたびたび登場します。

3人で会話するシーンもあり、物語の重要人物です。

『愛追うふたり』のここが好き

ママ活(パパ活の女性Ver)をする母親を心配して自分もママ活(ならぬカズ活)をやっちゃうっていう突飛な展開から始まるこの作品。

始まり方からしてどんなオチに向かっていくのか全く読めないうえに、キャラの意味ありげなセリフがあったり…ストーリーがとにかく上手い!

読み直すと「あ、ここが伏線だったのか」っていう気づきがある!

母親はなぜママ活をしているのか、圭吾が一樹に協力的な理由など読み進めていくと疑問が全部回収されていくのでスッキリした読後感が得られます。

BL的絡みの部分でいうとあまり多くはなく(描写のやさしめな本番はあります)、どちらかというと精神的な繋がりだったり、“家族の在り方“を考えさせられるような内容

2人は学生同士で若者なんだけど、こう…青春のキラキラした恋愛というよりもお互いを支え守りたいというような純愛のような感じ

圭吾には辛い背景があって胸が苦しくなるシーンもあるんですが、一樹がしっかり救ってくれるので辛い感情が尾を引く感じはなくちゃんと気持ちのいい読後感に包まれる作品だと思いました!

以下、ネタバレを含む内容になっています。(ちなみに本作未読の方はネタバレなしで読む方がオススメです!)

この作品の二転三転するストーリー展開が面白いと思ったんですが、その二転三転の部分。

物語中盤で一樹の母親である、しいちゃんから“ママ活をしていた理由“を明かされて一樹も胸の内を打ち明けて和解するんです。

母親のママ活をやめさせたいという一樹の元々の目的もクリア&疑問も解けてこれがお話のサビ部分なのかな~と思いつつ、でもまだ中盤。

そうこの後、圭吾のバックボーンが明らかになります。

実は圭吾の家庭環境は酷く、父親は不倫、母親はゲイである圭吾を拒絶しており、ほぼ崩壊しているような状態だったんです。

一樹が母親と和解するまではそんなそぶりというか、背景はほとんど見せていなかった圭吾。(でも読み返すとちょっとした伏線はあるんですよ。うまい)

今まで愛されているという感覚を与えられることなく育てられた圭吾は、ずっと寂しい気持ちがあったのかなと思うと切ない

家族のことを圭吾からカミングアウトされた一樹はその話を受け止め、一樹も「自分は養子だ」ということを明かすんです。

一樹、養子だったの?!という驚き

両親の愛情を受けて育った血のつながらない一樹

一方、親に自分の誕生日さえ間違われてしまうくらい放っておかれていた圭吾

主人公2人の関係が対照的になってることで、血がつながっているから家族なんじゃなくて、相手とどれだけ愛情深く接することができるかが大事なんだとという説得力が増してます。

圭吾が自分の家族のことを一樹に打ち明けたとき、一樹が圭吾に「俺が圭吾くんの家族になる」って言ってあげて本当によかった。

プロポーズの言葉みたいだけど、一樹にとっては“プロポーズしよう!“なんてそんな気持ちはなくて、ただ本心から思わずでてしまった言葉みたいになっていたのが良かったな。

計算とかじゃなくて、自分が養子で血がつながってなくても今の両親に愛されて家族になれたように、圭吾くんともそんな家族になりたいって気持ちだけでその言葉がでてきてるんだろうな。

圭吾くんが母親から見捨てられてしまったのは辛いけど、一樹と幸せになってくれたらいいなと思う。

あと、個人的に好きなシーンは

一樹が圭吾の誕生日に「プレゼント何かほしいものある?」て聞いたのに対して「ううん、もう…もらってる」って圭吾がほほ笑むシーン。

起きたときに「おはよう」と笑顔をみせてくれる一樹がもう圭吾にとってのプレゼントなんですよね。

なんて素敵な…。

まとめ

家族の絆について考えさせられる。二転三転するストーリーが魅力の作品です。

楽天Kobo電子書籍ストア
¥770 (2023/04/26 22:34時点 | 楽天市場調べ)

電子書籍を少しでもお得に買いたい方は、こちらの記事も読んでみてください。

新規購入がお得な電子書籍サイト2つ。
初回購入限定100冊まで40%OFF

Amebaマンガ

初回購入限定90%OFF

DMMブックス

DMMブックスは初回購入後も高還元セールを頻繁にやってるのでおすすめなサイト◎