【2023年最新】BL作家はらだ先生の全作品おすすめ＆地雷ポイント紹介

blにハマってから今までいろんな作家さんの作品を読んできましたが、中でもはらだ先生の作品が大好きで、新刊が出たら必ず購入しています！

私の思う、はらだ作品の魅力は

• ストーリーの面白さ
• キャラの感情が絵だけで伝わる画力
• コメディからメリバ、感動系まで描けるふり幅の大きさ

などなど、とにかく最初から最後まで飽きることなく作品を完走できて、読んだ後もしっかり余韻に浸ることができるところです。

そして、あまりの面白さに思わず人にオススメしたくなる！！

そこで本記事では、bl漫画界の鬼才・はらだ先生の作品のまとめてみました。

↓ジャンル分布図はこちら↓

気になる作品から読んでみてくださいね！

作品紹介

今まで発売されている全商業作品の紹介です。

できるだけネタバレはしないように紹介していますが、地雷ポイントがネタバレ要素になってしまう作品もありますのでご注意ください。

変愛

複数のCPの話が収録された短編集作品です。（初巻発行・2015年）

コメディから闇系までいろんな作品を読んでみたいという方におすすめです。

変愛

イメクラプレイをするのが好きな２人が楽しく本番をしているだけっていうハッピーなお話。

この本に収録されているのは「教え子に強 姦される先生」というイメクラプレイで、学校の保健室に忍び込んでえっちするっていう。ヤルことしかヤってないので、何も考えずに読めます。どこまでも明るくエロへの情熱を燃やしている２人に感心してしまうほどです。（笑）

こちらのお話はシリーズ化していて『ポジ』の方にも別話が掲載されています。

止まり木

くすぶっているフリーター×天使。ファンタジー要素のあるblです。

はらだ先生の作品『ワンルームエンジェル』の前進の話っぽい雰囲気です。単行本のワンルームエンジェルではbl要素は薄かったですが、こちらは挿入まであります。

メシアの厄日

半端ない舌テクをもったバリタチの主人公、通称・救世主（メシア）が「イ〇ポを治してほしい」と依頼してきたモサ男に無理やり掘られて尻を開発されてしまったという話。（本番あり）

まず、設定からしてコメディ色が強そうだということが伝わってきます。モサ男に無理やりされて屈辱！となってる主人公ですが、受けになることにまんざらでもない感じ。（笑）

キャンキャン言ってる受けですが結局は攻めを拒否できないところが可愛いです。

こちらのお話はシリーズ化していて『ポジ』の方にも別話が掲載されています。

俺の同級生が敏感すぎてやばい・俺の同級生が加減を知らなくてつらい・俺の同級生と休み時間の有効活用

同級生blで、フェラをされてみたいという頼みを受け入れて、抜きあう関係になった２人のお話。（理由が思春期って感じで可愛い）CPがいちゃラブしているだけなので安心して読めます。（本番あり）

教室の歪み・放課後の歪み

先生×生徒の闇系bl。（本番あり）

授業中、クラスメイトのいる中で玩具プレイをしたり、自分のいうとおりに調教しようとする先生と、そんな先生に好意をよせて身体を開発されていく生徒という関係。お互いに歪みまくってるなーって感じがします。

『変愛』に収録されている作品の中で唯一、病み系のお話です。先生から生徒への愛情は全くないので、地雷の方は注意。

こちらのお話はシリーズ化していて『やじるし』の方にも別話が掲載されています。

好きなひとほど

表題作と読み切りが１話収録されていて、一巻完結の作品です。（読み切りは社会人×学生のコメディbl（挿入なし、玩具：ブジーあり）

表題作の『好きなひとほど』は付き合った当初は対等な関係じゃなかった2人が、だんだんとお互いに絆されてラブラブCPになるまでのお話。

このお話、初めは上司・米田が攻めで部下・飯田が受けだったんですよ。でも同僚から「下剋上しちゃいなよ」とそそのかされて攻受逆転に成功するんです。

つまりリバです。

しかもこの上司・米田は過去に仕事先の相手に無理やり尻を掘られています。

つまりモブレです。

とはいえ、作風自体は明るいテンポでキャラのやりとりもコメディ調になっているので、最後まで楽しく読めます◎

おどおどしてるように見えた攻めの飯田が雄の一面を出せば出すほど、受けの米田が可愛くなっていくという図式。

米田の初体験を奪った相手である当て馬キャラも登場して、２人の仲を引っ掻き回そうとします。

当て馬キャラも参戦してメインCPの絆が深まっていくblが好き！という方におすすめの作品です。

ポジ

こちらの作品は、コメディな作品が掲載されている短編集になります。（初巻発行・2016年）

ストーリー＜エロ、かなりギャグテイストな内容になっていて、頭からっぽにして読める楽しいblが好き！という方にオススメです。

メシアの凶日・メシアの選択

『変愛』にでてきたメシアの厄日の後日談。

タチ専だったメシアの尻を掘ってきた相手と再会し、またなんだかんだ抵抗しつつも掘られちゃいます。ハピエン。

宇宙のもずく・宇宙のもずく！

博士（中身は老人、見た目はショタ）と助手が、触手プレイとち〇こを取り外してお仕置きするプレイが読める話です。

改めて書き出してみると「？」しか浮かばない(笑)完全にギャグに振り切った内容で、博士と助手のやりとりが面白くて思わず笑っちゃいます。

はらだ先生の『ハッピークソライフ』でもこういったアホエロな雰囲気があるので、このお話が好きなひとはぜひともハピクソのほうも読んでみてもらいたいです。

触手はなかなかリアルで微グロな感じなので、苦手な人は注意。

変愛　不毛変

はらだ先生の単行本『変愛』の別エピソード。

この本に収録されているのは「ヤンデレ彼氏に浮気を責められ目隠しをしたままチ〇毛を剃られる」シチュエーション。

お互いにチ〇毛を剃って「スース―する」なんて言いながらフェをしあうという。そして、剃った部分がかゆくてムラムラして本番をするという、アホエロな展開です。

ネガ

こちらの作品は、陰鬱な雰囲気の作品が掲載されている短編集になります。（初巻発行・2016年）

どのお話も「よかったね！」みたいな気持ちに一切なれない、心の中で黒い余韻が溜まり続けるようなラストなので、ダウナー系の作品が好き！という方にオススメです。

後悔の海・スイメンカ

同級生三人の三角関係のお話。

個人的には、『ネガ』の中でこのお話が一番刺さりました。

初恋が実らなかった辛さ、本心で振ったわけではないのにもう手の届かない存在になってしまった辛さ、手に入れたはずなのに虚しさを感じてしまう辛さ。

３人が３人とも息苦しい思いを抱えていて、読み終わった後に胸が詰まるような感覚に襲われること間違いなし。

ピアスホール

会社員・臼井さん（受け）の身体にはピアスが空いている。その艶めかしい様に惹かれていく整体師の男（攻め）のお話。

本番をしながらピアスホールを開けるという……なんとも背徳的で特殊なプレイが描かれています。

臼井さんが整体師の男の舌にピアスを開けている様子が、絵よりも活字がメインで書き起こされているんですが、それが余計にいやらしく感じる不思議…！

ただ、ピアスホールを開けるときに流血描写があるので痛々しく感じられてしまうかもしれません。地雷の方は注意です。

リスタート・リスタート/ミキ（描き下ろし）

本気じゃない振りをして『恋人ごっこ』をしている２人は、実は両片想い。

でも、相手に本心を言えず、自分が傷つきたくなくてお互いに思ってもいないセリフを言ってしまうんです。

受け側が事故にあったことで、自分の発言を後悔する攻め。（死ネタではありません）過去に戻ってやり直したくても現実はそうはいかない。2人に幸あれ…とエールを送りたくなります。

わたしたちはバイプレイヤー

女の子視点のblストーリーというテーマのアンソロジー作品。主人公は女子高生。

才色兼備な優等生である女子・姫海と冴えないクラスメイトの男子・脇川がぶつかってしまい「私たち入れ替わってる～？！」の世界線で話が進んでいきます。

読み始めは、blどこらへんにあるん？って思ってたんですが、最後まで読んで納得。

読後感の悪い作品ではなく“bl作品にでてくる女子ってこういう存在だよね“って思わず頷いてしまうラストです。

お話の中でちょこちょこ挟まれる笑いのエッセンスも秀逸だし、はらだ先生の作品は女性キャラも魅力的なんですよね。いい意味で振り切れていて◎

やじるし

こちらは複数のCPのお話が収録されている読み切り短編集作品。（初巻発行・2015年）

ダウナー系が３本、コメディ系が２本入っています。

『ネガ』がどこか切なさのある作品だったのに対して、こちらは闇深い雰囲気の作品になっています。闇を摂取したい方におすすめです！

やじるし

大学の同級生同士で、クズな性格の攻めにパシリとしていい様に利用されている陰キャ受けのお話。

攻めのクズが本当にクズで、実際にこの手の人が周りに居たら絶対ドン引きしちゃってる（苦笑）

自分に好意があることを良いことに陰キャくんのことをパシるわ、自己中に怒るわ、無理やりするわ…でも、最後に自分の本心に気づいてしまう攻め。そのときの屈辱のような、戸惑いのような表情が良い…！！

ひきずる音

個人的に『やじるし』の中で一番好きな話です。幼馴染のCPで、とにかく攻めの執着がすごい。狂気が見え隠れするキャラが好きな方はハマると思います。

入りの描写から不穏だな～怖いな～って雰囲気が漂ってるんですが、もれなく最後まで怖かった。（笑）共依存っぽい雰囲気になってます。

歪みはじめ

教師×生徒、歪みシリーズの始まりの話。（単行本・変愛にも掲載されていた歪みシリーズのCPです）

先生、こうやってターゲットの子探して近づいてたんだ…っていう一部始終が読めます。生徒がじわじわと追い詰められていく様にゾクッとしました。

痴漢されてる彼を偶然発見して、的な展開で

男子高校生が電車内で痴漢に会う話なんですが、ただそれだけじゃなくて、闇が深い。

善人のフリしてやってること悪魔じゃんっていうような展開なんですよね。痴漢も触ってくるだけじゃなくて本番までしてるので（モブレ）、苦手な方は注意。

れいの男・残業の男

会社員、年下×年上のbl。これは他作品のような暗さはなく、明るい系のお話で楽しく読めます◎

会社で残業している所に、見知らぬ男が入ってきてえっちしちゃうっていう、bl展開のコメディストーリーです。受けのテンションが高いし、攻めもしれっと襲ってくる。はらだ先生の作品ではあまりみない、メガネ受けです。

変愛　間男変・変愛　カキオロシ変

変愛シリーズの2人。

今回は「間男NTR強 姦プレイからお清めセッ」のシチュエーションプレイ。この２人のお話も明るく、ただヤってるだけの内容なので楽な気持ちで読めます◎

攻めが間男NTRを演じてから外で服を着替えて、いまさっき犯したばっかりの受けに「お前、誰にやられた？！」って心配する演技をするんですけど、心の中で「俺だよ！」って冷静になっちゃうシーンが面白かったです。

イメクラプレイってなりきらないと、「なにやってんだコレ？」ってなりそうですよね。いつも受けの要求に付き合ってる攻め、えらい！（笑）

にいちゃん

表題作のみ１巻完結の作品。

この作品はかなり闇が深く、終始重たく暗いトーンなんですが、blというジャンルに囚われずに愛の形や、世間の認識などを考えさせられるお話でした。

主人公のゆいは小学生のころ、近所に住む“にいちゃん“のことを慕っていました。

ですが、そのにいちゃんに犯されそうになり、怖くて逃げだしてしまいます。

でも、当時逃げ出してしまったことをずっと後悔しているんですよね。

ゆいが高校生になってから２人は再会するんですが、にいちゃんは当時の事を恨んでいて…そこから２人の歪んだ関係が始まります。

小学生に手を出すとか、にいちゃんが完全に悪いじゃん！なんで恨んでるんだよ！逆恨みだ！みたいに思って読んでたんですけど、にいちゃんもにいちゃんで辛い過去があったことが明らかになります。

２人のパワーバランスが、にいちゃん＞ゆいから、逆転していく様も面白いです。

切ない、苦しい、悲しい、読んでいて負の感情ばっかり沸き起こる作品ですが、なぜだか惹きこまれるんですよね。

ラストも、本編まで読めば一見ハピエンのように思えるんですが、描き下ろしの内容で、これはハピエンとは言えないかも…と感じてしまいました。ゆいが自分に言い聞かせるようにつぶやいたセリフに胸が苦しくなります。

ストーリー重視のダウナー系作品が好きな方におすすめです。

ワンルームエンジェル

表題作のみ、１巻完結の作品。この作品は一応blというジャンルなんですが、CPの絡みなどは一切ないです。

これはね、ヒューマンドラマ作品です。（断言）

はらだ先生の他作品を読んでから、この作品を読むと「ほんとうに同一人物が書いてるの？！」って思うくらいギャップがあります。

人生をクソだと思っている底辺フリーターの前に天使が現れて…というファンタジーな始まり方だったので、ファンタジー系があまり得意ではない私は「ちょっとついていけないかも…」と思いながら読み進めました。

しかし、最後まで読んで大正解。

「感動する」「泣けた」というレビューが多かった理由がわかります！

作中で「失ったものは大きすぎました。でも、与えてもらったものも　あまりに大きいんですよ」というセリフがあるんですが、それまでの過程を知っているからこそ、とてもこの言葉が沁みました。

悲しくて苦しくて、目をそむけたくなるようなシーンもあるんですが、最後まで読んでみてほしいです。

カラーレシピ

表題作のみ、上下２巻完結の作品。

私が、はらだ先生の作品で初めて読んだのがこの『カラーレシピ』。予想できないストーリーに魅了され、そこから、はらだ作品を漁るようになりました。

とにかく攻めの執着と独占欲がすごくて、圧倒的に攻め→受けの構図です。

攻めが受けに対して無理やり酷いプレイをしているので、苦手だと感じる方もいるかもしれません。（ネタバレありの感想はコチラに書いてあるので気になる方は読んでみてください◎）

日常の絡みなど、明るく読める箇所もあるんですが、基本的にはシリアスです。本番も一応ありますが、この作品はエロよりも圧倒的にストーリー重視になっています。

ストーリー重視のシリアス作品が好き！というかたにおすすめです。

よるとあさの歌

表題作のみ収録、全二巻完結の作品です。（初巻発行・2016年）

バンドマン社会人blで、攻め・朝一がノンケ＆女の子大好きなキャラに対し、受け・ヨルは朝一に一途な天然モテ男美人キャラ。

序盤ではヨル→朝一の一方的な構図で、朝一に好き勝手されてヨルが不憫なポジションなんですが、ある事件が起きてから二人の関係性が変わっていきます。

この場面がかなり暴力的＆屈辱的なので苦手だという方はいるかもしれません。（ネタバレありの感想はこちらの記事に書いてあるので気になる方は読んでみてください◎）

でも、そこから朝一がちゃんとヨルと…そして自分の気持ちに向き合うようになるんですよね。

個人的には朝一のキャラは憎めない感じで好きなんですけど、レビューを読んでいると「うるさいし、クズだし、朝一が苦手」という意見が結構多いみたいですね（笑）

続編のよるとあさの歌Ecでは、ヨルを甘えさせたり、大事にしたり……甘々になった二人が読めます。平和！

攻めが少しづつ受けに絆されていくお話が好き、尖ったストーリーが読みたい！という方にオススメです。

やたもも

表題作のみ３巻完結の作品です。（初巻発売・2016年）

生活力のないヒモ・モモ（受け）がオカン体質で面倒見のいい八田ちゃん（攻め）と共に過ごしながら成長していくお話。

モモは貞操観念のゆるいビッチキャラで本番シーンが多いです。

私は、ビッチ受けがそんなに好みじゃなかったので読み始めは「う～～ん」と思っていたのですが、モモの過去が明かされるシリアスパートで心つかまれました。

なんていうか…過去に絡んでる登場人物、みんな切ない。って気持ちになります。

悲しいことがあっても笑ってごまかすモモに「無理して笑わなくていい」と言う優しい八田ちゃん。いつもヘラヘラしているモモが涙を流す姿にこっちも涙腺が緩みます……。

そしてちゃんと過去と向き合って前に進んでいくモモの姿にグッとくる！

エロコメが好き、重めのシリアスもイケるという方におすすめです。

ネタバレ含んだ感想を知りたい方はこちらの記事を読んでみてください◎

ハッピークソライフ

表題作のみ、４巻まで発売していて今も連載中です。（2023年３月現在）

こちらは圧倒的陽blで、コメディ色がかなり強くなっています。

サラリーマン・粕谷とニート・葛谷のかけあいがかなり面白い。過去読んできた中で一番笑えるbl。でもがっつりエロもあって（なんなら無理やりもある）ちゃんとblもしてます。

メインCPの2人はどちらもネコ希望なのでしょっちゅうリバが起きるのもある意味、この作品の魅力です。

２人はまだ付き合ってなくて“お互い都合のいい竿役“という解釈で一緒にいる状態で、好き同士のラブラブCPではないのですが、だんだん両想いなのでは？という展開になってきて今後どうなるか楽しみです。

笑えるアホエロblが好き、楽しい気分になれるblが読みたい、という方におすすめの作品です。

ネタバレありの感想を知りたい方はコチラの記事を読んでみてください◎

まとめ

コメディからダウナー系・感動作品まで幅広いテイストを描くはらだ先生。

気になった作品からぜひ読んでみてくださいね！

電子書籍を少しでもお得に買いたい方は、こちらの記事も読んでみてください。

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