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dom/sub救済ストーリー『跪いて愛を問う』山田ノノノ|あらすじと感想【ネタバレあり】

跪いて愛を問うの画像

今回レビューする作品は『跪いて愛を問う』著者:山田ノノノ(初巻発行日・2020年)

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表題作のみ一巻完結、DKBLのdom/subユニバース作品です。

高校生CPなんだけど、受けの家庭環境やクラブでの事件とか、わりと内容がハードだなと思いました!本番もがっつりあります。

DKBLなんだけど、キラキラした青春っていうよりは苦しい環境を耐えた受けに攻めが寄り添うストーリーみたいな印象でした。

スパダリ溺愛攻めが受けを救済するストーリーが好きな方におすすめの作品です。

この作品のキーワード
  • dom/sub
  • DKBL
  • 運命
  • シリアス
  • 受けに辛い過去
  • スパダリ攻め
  • 切ないストーリー
  • ハピエン
  • エロ多め
  • 本番あり

※他のdom/subユニバースではあまりない『フェロモン』などの設定もあります。

作品紹介

あらすじ

学校には秘密でsub専用のクラブでキャストとして働いていてる正己(受け)。

クラブではsub相手に欲求を満たすプレイを行うのだが、正己はsubのことを『人間の底辺』だと軽蔑していた。

それは自分の母親がsubであり、domに逆らえない姿を幼いころから見てきたから。

あるとき、帰国子女の転校生・悠生に「君、subだよね?」と言われて驚く正己。

なぜなら、正己は今までsubの欲求を感じたことがなく、自分はノーマルだと思っていたからだ。(※ノーマル=dom・subどちらでもない性)

しかし、悠生と出会ってからというもの自分の中のsubの欲求を抑えられなくなり…。

登場人物

メインの登場人物はこの2人。

厳しい家庭環境で育ち、自立心が強い受け・正己と普段は温和な雰囲気だかキレると怖い攻め・悠生。

【受け】正己(まさき)

  • sub
  • 無愛想
  • 美人受け
  • 自立心が強い

【攻め】伊達 悠生(だて ゆうせい)

  • dom
  • スパダリ
  • 優しい
  • キレると怖い

この二人の他にクラブの同僚が絡んできたり、正己の母親が登場します。

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以下、ネタバレありの感想です。

『跪いて愛を問う』はこんな作品

sub専用クラブで働く正己は、subのことを見下しているし、周りの同僚の客をとるしでこの主人公もしかして嫌なやつ?っていうような始まり方なんですが…蓋を開けてみれば、懸命に生きようとしていた良い子だったんです。

母親に愛を与えられず、放置されて生きてきた正己は、朝にコンビニでバイト、昼は学業、夜はクラブのバイトをして生活費を稼ぎ、進学のための貯金をしていました。

自立して生きていくために必死で暮らす日々…。

そんな正己の前に現れたのが帰国子女の優等生・悠生。

両親は医者、勉強もできて、イケメンで誰に対しても優しい正統派スパダリ。

このスパダリdom悠生が、正己に対してだけdomの一面を抑えきれず、雄味をだしてくるんですよ。

そして自分がノーマルだと思っていた正己ですが、あっという間にsubの本能を抑えられなくなります

ツンツンしていた彼はどこ?ってくらい可愛い受けになります。

プレイのときは普段の性格が逆転してるのが萌えポイント。

悠生もちょっと意地悪になるんですが、基本的には優しい性格なのでそこまでハードなプレイなどはありません。

正己と悠生の過去をうまく絡めて展開していくストーリーも見所。

この二人は幼少期に既に出会っているんですが、悠生はその当時のことを覚えているのに対して、正己はその時のことを忘れています。

ですがsub専用クラブの同僚に追い詰められてsubドロップしかけた正己を悠生が救ったときに、過去にも同じように救ってもらったことがあることを思い出すんです。

過去の出来事をきっかけとして、より二人の仲が深まっていくシーン!

あとがきが大事!

幼少期に出会ったあと、一度離れてしまった二人なんですが、悠生が正己にどんな思いで再会していたのか、あとがきに記されていました。↓

『悠生は小学生時代に正己に対して強いコマンドを使ってsubドロップを防いだ経験から、他のsubに対してではdomとしての満足感を得られずにいました

そして正己のことが忘れられずに帰国後、本人と再会して自分のdomとしての本能を抑えられなかったことに歓喜し、運命を感じるようになったんです』

ってあったんですけど、正直これめっちゃ大事なのでは?!と思ってしまいました。

幼少期に正己を看病していたのが悠生だったというような描写はあったので、絡みがあったことは理解していたものの、それにしても正己に対してなぜそんなに執着してるのか個人的に納得しきれない部分があったんです。

このあとがきを読んでそういう設定があったのかと理解しました。

まとめ

スパダリ攻めが傷ついた受けを救済するdom/subユニバースDKBL。

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ホストクラブで働くDom/Sub『俺のサブを暴くな』ざらめ鮫|あらすじと感想【ネタバレあり】ホストクラブで働く同僚同士のDom/Sub。 DomはSubに対してちょっと意地悪なプレイなどはしますが、ひどい扱いなどはなくSubのことを大事にしている感じが伝わってくるので安心して読めました。 とにかくSubがプレイ中、従順で可愛い。 ざらめ鮫先生の作品はアイドルのオメガバ「幕が下りたら僕らは番」を読んだことがあったのですが、絵が綺麗でそれだけでも登場人物が魅力的にみえます。 恋人未満のDom/Subプレイたくさん読みたいよ!という人におすすめの作品。 恋人未満の状態で本番があるので、地雷の方は注意です。...

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