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BL

胸キュン必須のDKBL『君となら恋してみても』窪田マル|あらすじと感想【ネタバレあり】

君となら恋してみても画像

今回レビューする作品は『君となら恋してみても』著者:窪田マル(初巻発行日・2021年12月)

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表題作のみ、4巻まで発売中で現在も連載しています。(2023年8月)

ちるちるblアワード2023・次に来るBL部門第6位を獲得。

江ノ島を舞台に2人の男子高校生がピュアな恋をするお話。

胸キュンシーンがたくさん見れてニヤニヤしちゃいます。(照)

BLあるあるな急展開じゃなくて、ウブな恋愛が読みたい!という方におすすめの作品です。

この作品のキーワード
  • ピュア
  • 胸キュン
  • ラブコメ
  • DKBL
  • ワンコ受け
  • ノンケ×ゲイ
  • BL初心者向け
  • 本番あり(描写控えめ)

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作品紹介

登場人物

メインの登場人物はこの2人。

頼りになる同級生・山菅龍司と明るい雰囲気の転校生・海堂天。

【攻め】山菅 龍司(やますげ りゅうじ)

  • しっかりもの
  • 真っすぐな性格
  • 黒髪
  • 江ノ島に実家(飲食店)

【受け】海堂 天(かいどう あまね)

  • 可愛い
  • ゲイ
  • ニコニコしてる
  • 転校生

二人の絡みの他に、クラスメイトやお互いの家族も登場したりしてにぎやかな描写もあります。

あらすじ

中学生のころ自分の恋心は嘲笑されるたぐいのものだと知ってから、真面目に人を好きになるのをやめた。そんな高校生の天(あまね)は、転校先で同い年の龍司(りゅうじ)に出会う。友達として側にいるうちに天の気持ちはどんどん変わり始めて…。世話焼き同級生×甘えた転校生、江ノ島を舞台に描かれる男子高校生たちのピュアでもどかしい恋のお話。

引用元:君となら恋をしてみても 1巻(花丸コミックス/マンガPark) | 窪田マル | 無料試し読みなら漫画(マンガ)・電子書籍のコミックシーモア (cmoa.jp)

ピュアでキュンとするDKBL!

1~4巻のざっくり内容紹介

1巻:天が江ノ島の高校に転校してきて龍司と出会う。天はゲイでその過去の話を聞く。龍司と一緒に過ごすうちに、天は龍司に恋するようになる。

2巻:天が龍司に告白する。ノンケの龍司はすぐにイエスとはいえなかったが、天のことを好きになっていけたらいいなって思っていると伝える。二人で花火大会にいったときに龍司から改めて告白されて無事付き合うことになる。

3巻:夏休みが明けて新学期のスタート。砂原という別クラスのキャラが登場。天と仲良くなり、龍司が嫉妬する。龍司と天の関係に気づかれるけれども応援される。(砂原は当て馬ポジじゃない)江ノ島水族館デートする。

4巻:文化祭イベント。龍司が告白される。自分たちの関係をごまかさなければいけないという負い目を天は感じてしまう。でもそれに対して龍司は一人で抱え込まないでと伝える。初めての本番。(描写は控えめ)

「君となら恋してみても」のここが好き

キュンイベントの詰め合わせ

この作品を読んでまず初めに抱いた感想は「胸キュンとはまさにこのこと!!」でした。

まず、登場人物の2人がどっちもピュアなんです。

青春DKBLに求めてるのはこれだ!っていう感じのくすぐったい距離感。

しかも龍司は天然たらしみたいな人物で、天に対して思わせムーブをかましてきます

たとえば、龍司が無意識でする思わせムーブの数々がこちら。

  1. 歩けない天の腕を引っ張り上げてくれたり
  2. 手首を掴んで相手のアイスを食べたり
  3. 相合い傘
  4. お姫様抱っこ

などなど!!

なんだか少女漫画にでてくるイケメンがやりそうなことをくりだしてくるんですよ。彼は。

その思わせムーブに赤面しながドキドキしてる天も可愛い…

1・2巻ではこういうじれったい(?)やりとりを楽しめます。

2巻のラストで2人は付き合うまでに至るんですが、初めてキスしたときお互い恥ずかしがってうつむくんですよ…は~~~~ピュア。

超急展開が当たり前のように起こるBL界でこのピュアさは逆にレア(笑)

天の好きな一面

転校生である天は、過去にゲイだということを気になっていた友人に告白したときに「ウケる」と一掃され傷つき「恋愛で本気になりたくない」って気持ちを抱いてるんです。

なので、龍司に自分がゲイだと告白したときも軽いノリで茶化すように話してしまいます。

「自分で予防線張っとかないと、傷つくのが怖い」

天は普段ニコニコして明るい雰囲気なんだけど、根っこの部分ではネガティブな気持ちを抱えているタイプでそれが垣間見える瞬間が切なくていいんですよね…

普段とのギャップがいい!

こんなツライ経験をして恋愛に後ろ向きだった天が、龍司のやさしさによって前向きな気持ちに変わっていくのもお話の見所。

龍司のいいところ

天から「好きってことだけしっておいて」と告白された龍司。(2巻)

次の日に天とあったときに少し気まずくなるんだけど、その空気をうやむやにせず

「どういう気持ちで好きって言ったかちゃんと教えて」って言うんです。

白黒ちゃんとつけたい男。それが龍司。

こういう気まずい空気をしばらく引きずって、どちらかがしびれを切らす…って展開になるお話って割と多い気がするんだけど、そうならないのがむしろ清々しい。

思ってることをはっきり伝える。この真っすぐさが龍司の魅力だなと!

世界感に惹きこまれる

江ノ島が舞台ということで、名産品の生しらす丼や急勾配な長い階段、海の見える景色など江ノ島を織りなす要素が物語に盛り込まれていて世界観に浸れます。

2人の過ごしてる季節は夏(1・2巻)なんだけど、やっぱり夏の空気感って恋愛って相性がいいのかなって思ったり。

夏休み、お祭り、花火とかって“特別“な感じがしてなんだかエモい…!

大きな出来事や予想外の展開が起こったりするとかではなく、日常の中で2人の距離が縮まっていく速度感がいいんですよね。

2人が過ごす空気感を感じながら今後のストーリーを見守っていきたいです!

追記:4巻まで読んだ感想

この記事をかいたときは2巻までしか読んでいなかったのですが、3・4巻でまた二人の関係性に進展がありましたね…!

まず4巻で本番までしちゃってます。

完全なるピュアBLなのか?と思っていたので、本番あるんだ…!と驚きと喜びでした。

そして個人的には3巻で出てくる新キャラ・砂原くんが結構好きで、のんびり癒し系の高身長男子なんですが、当て馬ポジ登場かと思いきや全然違う

ただの良い子でした。

別に当て馬は嫌いじゃないんですが、この作品の雰囲気だと二人の恋仲を邪魔するキャラよりも砂原くんのように悪気なく天と仲良くしちゃってて、龍司がヤキモチ焼いちゃうっていう展開がしっくりくるな~と思いました。

とにかく龍司のヤキモチがま~~~~可愛いこと…!!!

「ガキみたいだよな」って本人は言ってるんですが、攻めの嫉妬なんてなんぼあってもええですからね。

普段は好き好き!!って表に出してないキャラがやるからこそギャップ萌えなんですよね。

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まとめ

胸キュン青春DKBL。カップルのピュアなやりとりが好きな方はぜひ!

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