今回レビューする作品は『なんかもうあーあって感じ』著者:宮田トヲル(初巻発行日・2022年月)
表題作のみ、1巻完結の作品。
ちるちるblアワード2023・コミックス部門7位を獲得。
🏆#BLアワード2023🏆
— 宮田トヲル (@twrmyt) March 31, 2023
・BESTコミック部門7位
【#なんかもうあーあって感じ。】
・BEST表紙デザイン部門5位
【#カタコイシーソー】
各部門ランクインいたしました🥳
応援いただいた皆様本当にありがとうございました!嬉しい〜!!
添えてくださったコメントもありがたく拝読しております🥹 pic.twitter.com/KrFqm5Ix8o
宮田トヲル先生初のDKBLで、一途な守谷(受け)とゆるチャラい多田(攻め)のやりとりにキュンとしたり、切なくなったり…恋人のフリをしていた2人が本当のカップルになるまでのお話です。
挿入なしで抜きあうシーンが多く、エロ多めのようにみせかけて(?)伏線もありストーリー性も楽しめます。
- DKBL
- 女装
- 同級生
- ゆるいチャラ男×優等生
- ハピエン
※受けが女装して抜きあうシーンがあるので地雷の方は注意です
作品紹介
あらすじ
「今から明日いっぱい恋人として過ごすこと!」
世話焼きで正義感が強く、誰からも慕われる愛され男子、守谷。
林間学校の夜、クラスメイトと王様ゲームをすることになり、
“一日恋人同士で過ごす”罰ゲームに選ばれたのは、
成績優秀なのに授業サボりがち、
いつも何を考えているのか分からない多田で…!?「恋人って…どーしたらいいんだよーっ!?」
イジワルゆるチャラ男子×恋愛に不器用で一途な優等生の
引用元:なんかもうあーあって感じ。【コミックシーモア限定特典付き】 1巻(最新刊| 宮田トヲル | 無料試し読みなら漫画(マンガ)・電子書籍のコミックシーモア (cmoa.jp)
思春期DKアオハル胸きゅんラブ!!
恋人ごっこのはずがいつの間にか本気になっちゃう…青春DKBL!
登場人物
メインの登場人物はこの2人。
不真面目でどこか力の抜けている雰囲気の攻め・多田と、対照的に真面目で優等生な受け・守谷。
【受け】守谷 幸成(もりや ゆきなり)
- ピュア
- 優等生
- まっすぐな性格
【攻め】多田 健吾(ただ けんご)
- 天才肌
- ゆるくてチャラい
- 不真面目
ほとんどこのメイン2人の絡みです。
クラスメイトや守谷の義理兄(保健の先生)もちょこっとだけ登場します。
なんかもうあーあって感じのここが好き
余裕のある多田と振り回される守谷
多田は守谷と同級生にもかかわらず何でも器用にこなすことができる性格のせいか、いつも余裕があって守谷のことを翻弄しているんです。(終始たじたじな守谷が可愛い!)
例えば、守谷の視線に気づいた多田が口パクで「み・す・ぎ」って言ったり
口パクってなんかエロくないですか…?
描き下ろしのお話(付き合った後)で
「キスしてくれたらリラックスできるかも」という守屋に対して「欲しいだけあげるから 自分で取りにおいで」と返す多田。
セリフの言い回しがDKのそれじゃない。1枚も2枚も上手な多田ァ…
他にもあげればきりがないんですが、多田の余裕のある彼氏ムーブがツボでした。(あとシンプルに多田のビジュアルが好き)
印象的なシーン
守谷が告白をしようとしたとき、多田は守谷がなにを言おうとしているか察して「悪い守谷、それ聞けない」と言って話を切ってしまいます。
守谷はずっと片想いをしていた相手に告白することができなかった過去があって、そのときのことを未だに後悔していました。
そんな気持ちを抱えていたからこそ、告白することすら受け入れてくれなかった多田に対して「フラれたとしても、今回はちゃんと伝えて諦めたかったから…」って泣きながら訴えるんです。
なぜ、守谷の告白を聞こうとしなかったのか…多田は
「小さいころから何でも要領がよく、自分のものにできた感じたらあとは冷めるだけ。恋愛も同じで、付き合って手に入ったと思ったら冷めてしまうのではないかと思って怖い」
と告白してきます。
それって“冷めてしまうのが怖いくらい守谷の事好き“ってことじゃん。多田ァ。
多田の不安に対して「未来のことはわからない。ちゃんとフラれるまで多田のそばにいる」と一途に寄り添う守谷。
いつも多田に押されてる守谷が男前にみえた瞬間でした。
まとめ
余裕のある攻め×まっすぐな受けが好きな方におすすめのDKBL作品です。
↓余裕のある攻めに翻弄される受けの作品↓